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お知らせ
2018.02.02
「難病と闘うネパール人少女を救う会」の活動報告

昨年11月17日の河北新報やテレビでの放映でご覧になった方もいると思いますが、先天性の腸の重病で2007年に来日し、東北大学病院で治療を続けるネパール人少女、ドゥワディ・アバさん(18)が、在留資格の制限などで帰国の危機に直面しています。現在は市内の高校に通いながら、自宅で毎日午後6時から翌朝午前6時まで栄養剤を点滴し、本来は小腸から吸収する栄養を補っています。治療費と家族の生活費は寄付金で賄ってきましたが、現在の残額は100万円ほどで底を突きつつあるそうです。

実は、アバさんの父親のアルンさんは、私たちグローバル委員ととても縁がある方でした。8月に宮城県国際理解生徒研修会で、城南のグローバル委員の多くが、アルンさんが講師を務めるネパールブースのワークショップに参加しました。その時に、城南の生徒が代表してネパールの民族衣装を着たりしました。そのような交流もあり、アバさんはとても身近な存在であり、なんとしてもアルンさんの娘さんを助けたいという想いが強くなりました。

現在、国際理解生徒研修会に参加した学校を中心に、グローバル委員から県内の高校生には声をかけていますが、ぜひ我が城南高校の中でも募金活動をしたいと思い、生徒会の協力を受けて、1月12日の生徒総会で全校生徒に呼びかけました。また、教職員の方にも呼びかけ、本校の「NIEコーナー」にもこの新聞記事を紹介してもらい、学校全体に周知しました。最初は、「自分達とは関係の無い外国人のこと」として興味関心を持たなかった生徒もいましたが、生徒会とグローバル委員が協力しながら、昼休み食堂等で呼びかけた結果、その新聞記事を熱心に読む姿や毎日募金を続ける生徒が多くなりました。「ネパール人」という他人事ではなく「同じ仙台市に住む高校生」という認識に変わっていったようでした。その結果、総額82000円も集まりました。金額の大きさもそうでしたが、何より「高校生の自分達にできること」を実践し、周りからも理解と協力を得られたことに、生徒達はとても達成感があったようです。

この活動に賛同してくれた、宮城県国際化協会スーパーバイザーの大村昌枝様の提案で、1月23日14時より宮城県国際化協会会議室にて、ネパール募金の目録の贈呈式が行われました。本校からの出席者は、生徒会役員(生徒会長・副会長)3名とグローバル委員(幹事)6名、引率教員の計10名でした。父親アルンさんからの感謝の言葉を頂いた後、現在のアバさんの様態についてお聴きしました。生憎、アバさんは欠席でしたが、大村様からアバさんからの手紙の代読が行われました。その後、座談会という形で、生徒からネパールについての質問やアルンさんの世界地図や写真を使ったネパール講義やクイズを通して、ネパールについての深く学ぶことが出来ました。また、民族衣装やネパールの遊びも体験し、生徒達にとっても大変貴重な経験ができました。

この活動を通して、国際社会における「当事者意識」を持つことの重要性を学びました。この活動に留まらず、今後も視野を広げ、「高校生の自分達に出来ること」を探っていきたいです。

 

アバさんからの手紙

河北新報11月17日記事

 

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